バイトに受からない理由を業界人が解説!シフトが合わないのが一番多い

バイトに応募して受からなかったときに、なぜ落ちてしまったんだろうと考えてしまうものです。採用されなかったときは、自分に非があると思いがちですが、多くの場合がシフトが合わないなどの条件面のアンマッチです。また応募倍率の問題もあり、自分一人だけ応募して落ちれば自分の問題ですが、同じところに応募している人が多ければ倍率は高くなり、受かりにくくなります。

応募するタイミングによって受かりやすい受かりにくいは変わりますので、なかなか採用されない人や、受かりやすいところに応募したいという人は、お店側の状況を知って応募してみましょう。

受からない理由:勤務できる日数や時間が少ない

受からない理由で一番多いのが勤務条件が合わないことです。

アルバイト・パートは人柄やスキル、経験よりも勤務日数や勤務時間などの条件面で採用・不採用が決まることがほとんどです。ほかに応募した人がいてもいなくても、あなたの希望する勤務条件がお店側にとって融通が利きにくい場合は落とされる確率も高くなります。

お店側はシフトを組む際に、多く入れる人を優先します。例えば平日4日勤務できる人と、土日にしか入れない人であれば、前者を選びます。お店側は今いる人員で賄えない時間帯を埋めるための人材を募集しているので、基本的には多く入れる人を採用します。

勤務できる日数や時間が極端に少ない場合は、なかなか採用されにくいと理解しておきましょう。しかし、勤務日数や勤務時間の合うあわないは、募集しているお店側とのタイミングですのですぐに見つかる場合もありますし、応募がなかなかないお店だとお店側が譲歩して採用することもあります。

昨今の市況ではどこのお店も人材不足ですので、求人掲載しても応募が1件もなかったというのもよくあることです。入れるシフトが少なくても十分採用されることはありますので、条件面が変えられなくてもほかのお店を探して応募しましょう。

受からない理由:応募が多いお店に応募している

正社員と違ってバイトであれば条件があえばかなりの高い確率で受かります。そのような状況で落ちてしまうというケースは、採用人数よりも応募人数が多い求人に応募している場合です。

応募した人があなたしかいない場合は、採用される確率はかなり高いですが、あなた以外にも応募があった場合は、お店側はより条件の良い人を選びます。

お店側が採用したい人数が1人のところに4人の応募があった場合は、ほかの3人よりも勤務条件が良くなけば採用されません。応募人数がもっと多ければそれだけ比較対象が増えますのでハードルが高くなります。

多くの場合、条件面で比較され、週に多く勤務できる人、土日に働ける人、時間に融通の利く人が優先順位が高くなります。勤務できる日数が少ない場合は、受かりにくい傾向にあるでしょう。

採用されやすいお店の選び方

求人募集に応募が集まるタイミングは掲載開始した最初の一週間が多いです。

個人店でも応募の集まるお店・会社だと求人サイトに掲載して一週間に3、4件の応募があります。もちろん全く応募のないお店もあります。

すぐに募集が締め切られてしまった求人は応募数が多い求人と言えます。逆にずっと募集している求人は応募数が少ない求人と言えますので、応募すると採用されやすい傾向にあります。

お店に貼られている募集張り紙がずっと貼られたままのところは応募が少ないので採用されやすいです。求人サイトに掲載して長く募集されている求人も同様です。新着求人は応募が集まりやすいですので、落ちたくない人は募集から1か月以上経過している求人から探すのもおすすめです。

採用されにくい求人
  • 応募が多い
  • 採用人数が少ない
採用されやすい求人
  • 応募が少ない
  • 長い期間募集している
  • 年中募集している

チェーン店と個人店どっちが採用されやすい?

チェーン店と個人店でどっちが採用されやすいという傾向はなく、どちらであっても採用されやすいお店、採用されにくいお店があります。

チェーン店の場合

多店舗展開している大手チェーン店の多くは、年中バイト募集しており、常に人が足りていないところも多いです。そういったところは比較的受かれやすい傾向です。(時間さえあえば未経験でも問題なしとしているところなど)

ですが中には、ある一定のスキル(挨拶やマナー、社会人的マインド)を求めている企業も多く、その場合は会社が設定している採用基準を満たしていない場合は採用されません。筆者の経験上、オフィス系の仕事や、アパレル関係でそういったところが多い印象です。

どの会社が採用基準が高いかは受けてみないとわかりませんので、口コミ情報をチェックするなどして会社ごとに調べてみることをおすすめします。

個人店の場合

個人店は募集人数も少なく、一人か二人募集のところが多く、採用があるとすぐに締め切られてしまいます。大手チェーン店のように採用にかかる費用も多くかけられませんので、すぐに採用したい傾向が強いですので応募した人の中から条件があえば採用されていきます。

一部のチェーン店ようにある一定の採用基準があることもあまりありませんので受かりやすいと言えます。

ただ個人店はオーナーや採用担当者の考えが大きく採用に影響しますので、条件面以外の人物像を見ているところも多いです。一緒に働くメンバーとあうかどうかや、人柄を重視しているところが多いです。

チェーン店でも個人店と同じ場合もあり

チェーン店の中でもお店が小さい場合や、人が足りている場合は、個人店と同じような採用基準のところも多いです。またチェーン店の中にもフランチャイズ店(本部とは異なった事業主が運営している店舗)であれば個人店と変わりませんので注意しておきましょう。

コンビニやファーストフード店の中にはフランチャイズ店も多く、同じ屋号であってもオーナー考えは全然違う場合も多いです。

よくある例:直営店とフランチャイズ店のアルバイトの違い

よくあるのは、直営店の方がフランチャイズ店よりも身だしなみのルールが厳しいというのがあります。フランチャイズ店ではルールが緩くなりがちですが、直営店ではルール徹底意識は高いです。そのほか、直営店の方が福利厚生がしっかりしているというのもあります。個人店よりも大手会社の方が福利厚生がしっかりしていますので、福利厚生の面で大きく違うことも多いです。

応募の多いお店で受かるための方法

上記でも書きましたように受かるためには勤務日数や時間に融通が利くことが重要です。応募の多いお店ではほかの人との比較になります。その場合はできるだけ多く働けるということをアピールする必要があります。

面接で勤務できる日数や曜日、時間などの希望を多く出せば出すほど相手にとっては、採用しずらい条件の多い人と取られてしまいます。

希望する条件は極力少なくし、どうしてもその条件を満たせないのであれば採用されなくても仕方がないという条件のみ伝えましょう。勤務できる日数や時間帯に条件を設けない方が、ほかの人と比較された場合には採用される確率は上がります。

もちろん採用されるには条件面以外の部分も関係していますので、挨拶をしっかりする、時間を守る、やる気・働く意欲を見せる、といった部分でも比較されます。その部分でうまくできていないと感じている人は、条件面以外のところも対策して面接に臨みましょう。

特にやる気の部分は大きいですので、条件面でほかの人に負けるかもという場合は、しっかりと面接の場で働く意欲をアピールしましょう。